星輝く空



38






※ここまでR-18です。暴力的表現もありますので苦手な人は避けてください。












あ。






見られた。


セイに。




知られてしまった。








シュウとこんなことをしているんだって。


僕は、








ここにはいられない。
















薬でぼんやりしていた頭が急に晴れる。
自分の瞳に映る光景が信じられない。




何で、セイがここに…?




「チッ!なんだよもうお帰りですか、セイさん。」


反射的にシュウの方を見る。


「ふふふ。どうです?どうせ途中から見ていたんでしょ。」


シュウの顔が歪む。
一度も見たことがない程嫉妬と憎悪が目に溢れている。
その目で見下ろされ僕は震える。
さっきまでのことが嘘のようだ。
あ…。どうしよ…。
こわい。
シュウにこうして冷たい視線を向けられることよりも、セイにばれてしまったことの方が僕にとっては重要だ。
さっきからセイは一言も喋らないし、段々と空気が重くなっていく。


「おやおや、黙るんですか。………つまらないな。」


そう言って、僕の首に吸い付いて印を付けた。


「黙ってるってことは別に問題ないってことでよろしいんですかね。」


耳元で低く呟く。
背中を悪寒が走り、僕はシュウをどかそうと躍起になる。
髪を掴んで引っ張るけれどシュウの手が乳首を思いっきり捩じったので離してしまった。


「すばる、こんなことでも感じちゃう?乳首真っ赤でおいしそうだよ。」


そこをしゃぶられて甘い吐息を漏らせば、シュウは僕の中でまた大きくなる。
身体を捩じれば奥まで突き上げられて快感がまた戻ってくる。


「やぁ、やめ、いやあ!あ!…っ、あ。あん!だめぇ…あああ。」


髪を振り乱し逃げようともがくけれども逃げられない。


「いやあ!た、たすけ……っ、せい!せぇい!あ!あぁ!」






霞み揺れる天井に手を伸ばす。


セイに嫌われてしまってもいいから。


ただ、


今、セイの目の前でこんなことをしたくない。


シュウに犯されてよがっているような僕を見てほしくない。




「せぇいいいぃぃ!!!!」







「シュウっ!!!!」







セイの怒声が部屋に響く。




突然静かになった空間。






その沈黙を破ったのはシュウだ。


「何?セイさんさぁ、今まで何にも言わなかったじゃん。今更なにぃ?すばるが目の前でオカサレてもさあ、顔色一つ変えずに見てたくせに。」


「やめろ。」


「はぁ?それとも何?すばるを…」


「やめろって言ってるんだ!!!!」


大きな声が鼓膜を揺さぶる。
目を閉じて僕はじっとする。


不意に突きあげられ、僕が仰け反ったところで乱暴に抜かれる。
シュウの苛立った息遣いと痛みと衝撃を感じたのを最後に僕の意識は途切れた。


















すばるは今後どうなるのか…


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